登山せずに、山の頂上の景色を楽しみたいと思ったことはありませんか?しかも、美味しいカフェからその絶景を楽しめるとしたら?そんな夢を叶えてくれるのが、大山阿夫利神社です。
大山(おおやま)とは?
神奈川県の人ならご存知かもしれませんが、「大山(おおやま)」は丹沢山地の南にある、標高1,252メートルの山です。登山やハイキング、パワースポットとしても人気が高いく、特に「大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)」は、自然信仰や雨乞い祈願の場所として長い歴史を持ち、大山のシンボルとして知られています。
ちなみに、私は神奈川県出身で、小学校の遠足が大山だったのを覚えています。
アクセス方法
小田急線の伊勢原駅からバスで「大山ケーブル駅」へ
新宿から伊勢原駅までは、小田急小田原線の急行で約60分。伊勢原駅からはバスで、「大山ケーブル駅」まで約30分かかります。バスは、平日で1時間に2〜3本、休日で1時間に3〜4本の運行。「大山ケーブル駅」のバス停に着くと、すでに少し離れた山里に来た遠足気分になります。
ケーブルカーで「阿夫利神社駅」へ
バス停から「こま参道」と呼ばれる階段の多い坂道を、ケーブルカー乗り場まで15-20分ほど歩きます。お土産店や茶屋も並び、景色を楽しみながら登れる道です。大山は豆腐料理が有名で、旅館や豆腐料理屋さんの看板がちらほら見られます。平日は人の気配が少なく、千と千尋の神隠しの商店街のような雰囲気でした!
ケーブルカーの駅に着くと、運転手さんたちの制服がアロハシャツで、なんとも涼しげでよかったです。ケーブルカーに乗り「阿夫利神社駅」までは、約6分で、約280メートルを上ります。ここまでケーブルカーで来れるのは助かりますね!
ケーブルカーを降りた後、下社までは徒歩5-10分ほどの階段を上ります。途中には、ビューポイントや手水舎もあり、標高約700メートルの下社は夏場でも涼しく、いい眺めです。
いよいよ、カフェ「茶寮 石尊」へ
さらに進むと、カフェ『茶寮 石尊』があります!途中で、かき氷などの看板がある休憩所を通りますが、カフェはさらに上にあり、看板もないため見逃してしまいそう。事前に知らなければ気づかないかもしれません。階段を上り切り、のれんがひっそりと現れた瞬間は嬉しくなりました(笑)。
今回は、絶景を楽しめるテラス席に座りました。店内の席も木の風合いが優しいレトロな雰囲気で、ゆったりと過ごせそうです。大きなガラス張りのドアが開放されると、店内からも綺麗な景色が一望できそうです。相模湾を眺めたり、天気が良ければ富士山も望むことができます。静かに座っているだけでも何とも癒されます!
カフェのおすすめは、『御神水(ごしんすい)で淹れたコーヒー』と『抹茶の升ティラミス』。大山阿夫利神社の御神水は、ミネラルが豊富でほんのり甘みがあり、その御神水で淹れたコーヒーを楽しめます。ミシュランの2つ星を獲得しているだけあって、大満足の味わいでした。
大山は天気が変わりやすく、『雨降山(あふりやま)』とも呼ばれています。その日も急に霧雨が降り、『雨乞いの神様』の聖地を体験したような気分でした。猛暑の日だったのですが、すぐに青空が戻り、涼みながら絶景を楽しめたのはラッキーでした!
茶寮 石尊には訪問者が利用できるトイレがなく、下社境内の公衆トイレを利用することになります。私はそれを知らずに行ったので、境内を歩きながら『どこにあるんだろう?』とキョロキョロ探してしまいました(笑)。水源確保などのために、このような配慮がなされているんですね。
下社でゆっくりお参り
カフェから下社まではすぐそば。絶景を眺めながらゆっくりお参りし、スイーツも楽しめるとは、贅沢なひとときです!
大山阿夫利神社の本社(上社)は山頂近くにあり、下社からは徒歩で1時間半〜2時間。急な坂や階段が続きますが、いつかチャレンジしてみたいハイキングルートです。
計画して出かけよう!
バスやケーブルカーの時刻表を事前に調べて、スケジュールを決めておくと安心です。階段は多いですが、自然を感じながらゆっくり歩くのも気持ちよいものです。パワースポット、絶景、ミシュラン星のスイーツを一度に楽しめる(しかもほぼケーブルカーで!)のは、貴重な体験。ぜひ機会があれば訪れてみてくださいね!
大山阿夫利神社
https://www.afuri.or.jp/
茶寮 石尊
https://www.afuri.or.jp/sekison/
アクセス
https://www.afuri.or.jp/access/
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