セドナの絶景に包まれたジャック・マルムグレン・スケートパークへ

Jack Malmgren Skate Park

セドナに旅行することになり、出発前に見つけたのがジャック・マルムグレン・スケートパーク。絶景の中にあるとは聞いていましたが、想像をはるかに超える、まさに旅のハイライトのひとつになりました!そんなスケートパークの魅力をお伝えします。

Contents

全米で最も美しい街、セドナ

セドナの名前は何度も聞いていたものの、実際に訪れるのは今回が初めてでした。”全米で最も美しい街”と呼ばれるのも納得のスケール感。住みたい!!と思うほど気に入ってしまいました。

私たちはフェニックスからレンタカーでセドナへ向かいました。I-17を北へ走ること約2時間半。都市の風景から一気に乾いた大地へと変わり、やがて赤土の岩山が視界を支配するようになります。車窓の風景が変わっていくたびに、まるで物語の中に迷い込んだような感覚。

カリフォルニアの真っ青な空も大好きですが、セドナの空にはそれとはまったく違う魅力があります。とにかく広くて静かで、どこか神聖な雰囲気をまとっているのです!!
赤い岩山が織りなす風景は、まるで地球とは別の星のよう。陽の光が岩肌に反射すると、街全体がやさしい炎に包まれたように輝き、ただただ見入ってしまうほどの美しさでした。

絶景に囲まれたスケートパーク


旅行先で、スケジュールに余裕があって、そしてそこにスケボーパークがあるなら、できるだけ寄り道するようにしています。でも今回のセドナ旅行では、ここ「ジャック・マルムグレン・スケートパーク」を見つけてから、旅の主役のひとつに格上げして、ここに行くためにセドナに来た!といっても過言ではないほど、心から楽しみにしていました。

着くまでもドキドキが止まりませんでしたが、実際に到着してびっくり。パークのすぐ向こうに広がるのは、360度赤い岩山に囲まれた、まさに“絶景”!! 思わず言葉を失ってしまうようなロケーションでした。こんなところにスケートパークがあるなんて!!

私のような初心者は、空いている時間帯でないとなかなか滑る勇気が出ないのですが、今回は朝のうちに訪れて大正解。数人のローカルスケーターが、それぞれのペースでのびのびと滑っていて、場の雰囲気もとても穏やか。思わず大きく深呼吸して、この場所にいられる幸せをかみしめました。


直線的な傾斜のバンクを使って軽く滑ったり、パーク全体を何度もぐるっと回って雰囲気を楽しんだり。できることは限られていますが、それでも十分に満たされた時間でした。周囲に広がる壮大な赤い山々を眺めながら滑っていると、大自然と一体化するような、なんとも幸せで不思議な感覚に包まれました。


想像を超える景色たち 

Sedona skate park
Sedona Skate park
Sedona skate park
Sedona skate park

こうして、今あらためて写真を見直しても、ラッキーなことに本当に空いていますね。人がほとんど写っておらず、信じられないような絶景が、ただ静かに広がっています。
こんな美しい背景の中で、ローカルスケーターたちが思い思いに滑っている様子を眺めているだけで、同じ空気を吸っていたということだけでもなんだか嬉しくて、胸がいっぱいになります。

こんな場所で毎日滑ることができる人たちがいるなんて、本当にうらやましいです。まるで異次元に迷い込んだかのような、不思議で美しい空間。あの景色を思い出すたび、つい、ため息がこぼれてしまいます。

私は自分で滑るのももちろん好きですが、上手な人の滑りを見るのも大好きです。だから、もし一人旅で時間にも余裕があるとしたら、きっと私はここで一日中ぼーっと過ごしていても、まったく退屈しないと思います(笑)。

言葉にならない旅の記憶

Sedona skate park

スケボーは、どこでやっても楽しいもの。それは間違いありません。でも、街中のパークとはまったく違う、自然に吸い込まれるような感覚に包まれるジャック・マルムグレン・スケートパークは、本当に特別でした。

大地のエネルギーが満ちるような風景に包まれて、ただ滑るだけではなく、その場の空気や光、静けさまでも全身で感じることができました。あの時間を思い出すだけでも、ため息がこぼれます。まさに、セドナだからこそ出会えた景色であり、忘れられない体験になりました。

何度でも帰ってきたくなる、そんな魅力にあふれた場所です。スケボーが好きな方には、ぜひ一度訪れてみてください。

旅のメモ

ジャック・マルムグレン・スケートパーク(Jack Malmgren Memorial Skate Park)
所在地:525 Posse Ground Rd, Sedona, AZ

Contents