サンディエゴの象徴とも言えるバルボアパーク(Balboa Park)は、20を超える博物館や美術館、シアター、動物園、庭園やトレイルが詰まった多彩なレクリエーションの宝庫。広大な敷地は1868年に設立され、その後、パナマ運河の完成を祝う1915-1916年のパナマ・カリフォルニア博覧会のために美しいスパニッシュ・バロック様式の建物が建設されました。この歴史的な背景を感じながら、アートや自然を堪能できるスポットをご紹介します!
ミュージアム・オブ・アス(Museum of Us)のカリフォルニア・タワー
「ミュージアム・オブ・アス(Museum of Us)」にそびえるカリフォルニア・タワー(California Tower)は、ツアーに参加するとバルコニーからサンディエゴの壮大な景色を眺められます。バルボアパークの名前が、太平洋を初めて見たヨーロッパ人探検家バスコ・ヌーニェス・デ・バルボア(Vasco Núñez de Balboa)に由来していることも、ここでの歴史を深く感じさせます。
スプレッケルス・オルガン・パビリオン(Spreckels Organ Pavilion)
スプレッケルス・オルガン・パビリオンは、野外音楽堂で、特に巨大なパイプオルガンの演奏が楽しめることで有名。長さ30フィート(約9メートル)から、わずか数インチまでの5,000本以上のパイプで構成されている、世界最大級の屋外パイプオルガンがあります。1915年のパナマ・カリフォルニア博覧会の際に、地元の実業家であるジョンとアドルフ・スプレッケルス兄弟によって市に寄贈されました。
残念ながら、この日はパイプオルガンを見ることができませんでした。週末に行われるアウトドアでのコンサートは、音響もすばらしいことだと思います。夏には夜のコンサートもあるそうで、夜空を見ながら、美しく響き渡るパイプオルガンの演奏を聴けるなんて素敵ですよね!
ぜひ行って見たいです*スプレッケルス・オルガン・パビリオンのコンサートスケジュールはこちら
日本庭園(Japanese Friendship Garden)
バルボアパーク内には「Japanese Friendship Garden」があり、美しい池や流れる小川、橋、茶室、石灯籠、盆栽展示など、日本らしい風景が広がります。庭園を散策しながら、リラックスしたひとときを過ごせる癒しの空間です。
バルボア・パーク・ビジターズ・センター(Balboa Park Visitors Center)
まず立ち寄りたいのが、便利な「バルボア・パーク・ビジターズ・センター(Balboa Park Visitors Center)」。パティオエリアには木陰やベンチもあり、散策の合間にひと休みするのにぴったりです。歴史的な回廊を歩くと、ヨーロッパの街並みにいるかのような気分に浸れます。
カサ・デ・バルボア(Casa de Balboa)と周辺の見どころ
カサ・デ・バルボア(Casa de Balboa)にはサンディエゴ歴史センターや写真芸術博物館(MOPA)、サンディエゴ鉄道模型博物館などが入っており、それぞれ興味深い展示が楽しめます。隣のカサ・デル・プラド(Casa del Prado)はスペイン・ルネサンス様式の建築が見事で、特に庭園に囲まれた「カサ・デル・プラド・コートヤード」は人気の撮影スポット。また、サンディエゴ航空宇宙博物館には、1969年のアポロ12号の月面探査で持ち帰られた月の石が展示されています。バルボアパークは、映画やテレビ番組のロケ地としてもよく使われているので、散策しながら「ここで撮影が行われたかも?」と想像するのも楽しいですね。
アート、歴史、自然が調和した広大なバルボアパークは、まさにサンディエゴの多彩な魅力が詰まった場所。サンディエゴ空港から車でわずか15分なので、リトルイタリーなど近隣エリアも観光に便利です。トリビアを知ってから訪れると、見どころがさらに増えて充実した時間が過ごせると思います。ぜひ、バルボアパークで、サンディエゴならではの美しい風景と文化を堪能してみてください!
バルボアパーク(Balboa Park)
1549 El Prado San Diego, CA 92101
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